優待新設銘柄なら値上がり益も優待品も狙える

叶内 隠れ優待品があるんですね。杉原さんは、どんな銘柄が欲しいですか?
杉原 私は肉食系なので、値上がり益と優待品の両方を取りたい!
桐谷 両方取るためには株主優待を新設したばかりの銘柄がいいですね。定期的に適時開示情報を見ていると新設情報が開示されます。その翌日に成行で買っても利益が取れることが多いですよ。
叶内 杉原さんは、売買の目安をどこにおいているのですか。
杉原 投資の格言の「頭と尻尾はくれてやれ」の精神で、この銘柄は何%利益がでたら確定するという自分ルールを決めています。その後に上がっても気にしないようにしています。もっと待っていれば……とか、「たられば」で考えるとうまくいきません。
叶内 メンタルが強いですね。
杉原 メンタルが弱いからルールを決めているんですよ。
桐谷 一番高いとこで売ったり、低いところで買うことはできないですね。真ん中のおいしいところだけいただければいい。完璧主義を目指さない方が勝率はいいと思います。
叶内 お二人の意見があったところで時間がきました。楽しいお話しをありがとうございました。

◎プロフィール
桐谷広人
1949年、広島県出身。優待株を長期保有して収穫を得る農業風投資家。将棋のプロ棋士として活躍し2007年、57歳で引退。現役時代から財テク棋士として知られていた。2008年のリーマンショック時に、信用取引により大損、3億円の金融資産が6分の1に激減。生活が困窮したため、株主優待品だけで生活するようになり、その独特なライフスタイルやユニークなキャラクターがテレビで人気になった。
杉原杏璃
1982年、広島県出身。値上がり益狙いの肉食投資家。グラビアクイーンとして雑誌、バラエティ番組などに多数出演。13年前に始めた株式投資が話題になり、株タレントとしても活動している。オリジナルファッションブランドをプロデュースするなど、実業家としての顔もある。戦国漫画が大好き。
司会:叶内文子 フリーアナウンサー
▼このPARTの記事をもっと読む
優待名人・桐谷広人VSタレント・杉原杏璃対談
「強いのはどっち?草食投資、肉食投資」
7/31公開 (前編)優待投資家と肉食投資家の共通点は「誤発注」!?
8/2公開 (中編)個人投資家に買われる銘柄は値下がりしにくい?
8/7公開 (後編)桐谷 さんのオススメ優待銘柄を発表!
▼この特集をもっと読む
▼あわせて読みたい!
超カンタン![桐谷式]株主優待のはじめ方